後悔しない家づくりのための優先順位

 

家づくりでは考えるべきことが非常に多く、何から決めれば良いかわからない人も多いのではないでしょうか。

家づくりの予算には限りがあるため、優先順位を決めて取り組まなければすぐに予算オーバーしてしまいます。

この記事では家づくりで失敗しないために、何を優先するべきなのか、解説します。

予算配分を考える

家づくりで最初に考えるべきなのは予算配分です。予算をどのように考えるべきか、どのような費用がかかるか把握しておけば、予算オーバーになる心配を最小限にできます。

ローンの借入額を把握し、返済計画を立てる

家づくりで最初にするべきことはローンの借入額の確認です。月々いくら払えるかを踏まえつつ、どのくらいの金額のローンが組めるのか確認をしましょう。そのために把握する必要があるのは、借り入れ可能額と月々の返済上限額、自己資金で負担できる上限額です。この3つの観点から、どのくらいの金額まで借り入れられるか、返済計画も立てておきましょう。

どの程度住宅ローンで借り入れができるのか把握し、上限をおさえておけば、どの程度まで希望を叶えられるのか把握しやすくなります。

不動産と住宅の配分

予算は大まかに不動産(土地)と建物(家)に分かれます。不動産と建物にどのくらいの配分で予算を組むのか考えましょう。

そのためには、家に求めるものの優先順位を把握しておくことが大切です。土地と建物にどのような比重を置くべきかを検証しましょう。優先順位の付け方については後述します。

諸経費

不動産や建物には、本体の費用に加え、さまざまな諸費用がかかります。具体的には以下の通りです。

・固定資産税
・不動産所得税
・住宅ローンの手数料
・保険料

これらの費用の相場は、一般的には物件の総額の5~10%ほどです。これらは現金で用意しなければいけない場合もあるため、手元のお金もしっかりと準備しておかなければいけません。

諸経費とはいえ数10万円~100万円ほどかかるため、しっかりと準備しましょう。

 

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注文住宅の諸費用ってなにがある?費用の目安も解説 

理想の家の優先順位を決める

理想の家の優先順位を決める

 

理想の家といっても、全てを自由にできるほど、予算がある方は少ないでしょう。そのため、少しでも理想に近い家を作るためには、優先順位を決める必要があります。ここではどのように理想の家の優先順位を決めればよいか解説します。

家族でよく話し合う

家づくりは一人で決めるのではなく、家族でよく話し合うことが大切です。夫婦の間で意見がまとまらず、間取りが決められないケースは少なくありません。また、間取りでは、その部屋をよく使う人の意見を重視すると失敗が少なくなります。たとえばキッチンであれば、料理をメインでする人が主導で進めていくとスムーズです。

家族の中での役割分担や予算を共有しながら話し合うと、無理なく進みます。間取りを決めるときは、家族でトラブルにならないようしっかりと話し合いを行いましょう。

変えられないものの判断は慎重に

家を建てる上では、変えられるものと変えられないものの2種類があります。変えられないものの代表的なものに土地がありますが、リフォームで変えるのが難しいものは基礎や構造です。
また、断熱工事のリフォームは可能なものの、費用が高額になります。

その反面、水回りの設備や内装は比較的手を入れやすい部分です。そのため予算に余裕がない場合は、これらのグレードを下げるのも家づくりのコストを下げる一つの方法です。

不動産のポイントを固める

不動産を決めるときには、検討するべき条件を整理し、その条件が必要かどうか精査する必要があります。

土地選びで重要になりやすいポイントは以下の点です。

・交通アクセス
・周辺施設
・自然環境
・教育施設や環境
・安全性

これらの点からどのような土地を選ぶべきか、検証してみましょう。

詳しくは「土地選びをスムーズに!優先順位の決め方からわかりやすく解説」もご覧ください。

間取り

家の中でも間取りや設備の仕様は、決めるまでに時間がかかりがちです。間取りは敷地形状や敷地の周辺環境の影響を大きく受けます。風通しや日当たりに影響する、窓の位置やサイズ、開閉方法も重要です。

また、間取りを考える上では、どんな暮らしをしたいかイメージするといいでしょう。暮らし方によって家の間取りは大きく変わります。

たとえば、家族のコミュニケーションを重視し、開放感を求める家族であれば、リビングを広く取り、勉強部屋などのスペースも共有スペースで作るなどの方法があります。吹き抜けを作れば空間は広がり、見た目の印象もおしゃれになるでしょう。その反面、家の中での音は聞こえやすく、家族間でのプライバシーは確保しにくくなります。

また、生活の動線も影響します。たとえば仕事やスポーツで服が汚れる機会が多い場合は、玄関の近くにお風呂場を作ると、汚れを部屋に持ち込みません。

どのような人が住むか、何を重視するかで間取りの作り方は大きく変わるため、何を重視するべきか、よく考えましょう。

まとめ

今回は家づくりではどのような項目を優先するべきか、そのポイントについてお伝えしました。

家づくりで何を優先するべきか決めておけば、話し合いがスムーズに進み、後悔する可能性はグッと少なくなります。

この記事を参考に家づくりの優先順位をしっかりと決め、理想の住宅を作る参考にしてください。

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