【注文住宅】見積りの取り方|注意点も解説

 

注文住宅の計画は決めることが非常に多いため、見積りを取る前に事前準備をすることが大切です。事前に準備を整えておけば、家族の要望にマッチした施工会社を選びやすくなります。

この記事では注文住宅での見積りの取り方や失敗しないための注意点について解説します。

見積りを取る手順

注文住宅の見積りを取るときの大まかな手順を知っておくと、スケジュールが立てやすくなります。ここでは大まかな見積りの手順について見ていきましょう。

希望と予算をまとめておく

注文住宅の見積りを依頼する前に、注文住宅に対しての希望と予算をまとめておきましょう。一緒に住む家族の要望を全員で話し合うことが大切です。人それぞれ住宅に求めるものは異なります。

予算には限りがあるため、どこにお金をかけるのか、どこの予算を削るのか、大まかな方針や予算を決めておきましょう。

2~3社に絞って相談する

注文住宅の見積りを取るのはそう簡単な作業ではありません。1社あたり数時間の打ち合わせが必要になり、多すぎると何を基準に選べばよいかわからなくなります。

自分のイメージに合う業者2~3社に絞っておくと、比較しやすいでしょう。このとき、見積りの期限を揃えておくと、効率的に相見積りが行えます。

また、相談するときには、「相見積りです」と素直に伝えて問題ありません。注文住宅は高価なため、相見積りを取られることを注文住宅の営業マンは承知しています。

数週間後見積りが届く

見積りを依頼してから数週間後、プランと見積りが届きます。それぞれのプランの内容や見積りの金額を比較し、より自分にあったものを選びましょう。

ただし、このとき別の会社のプランを相手に見せるのは好ましくありません。

見積りを取るときの注意点

見積りを取るときの注意点

相見積りを取るときには、いくつか注意しておきたい点があります。これらの点をしっかりと守らなければ、打ち合わせがスムーズに進まない、自分にあったプランが選べないなど、後々のトラブルになるかもしれません。

施工業者選びは土地が決まる前に

施工業社を選ぶときには、土地が決まる前から依頼するのがベターです。土地によって、都市計画法や建築基準法の影響を受ける条件が違うからです。

そのため、土地次第では希望のプランが実現不可能になるということは珍しくありません。

業者ごとの要望や条件を統一する

業者ごとに要望や条件は揃えて伝えるようにしましょう。伝える条件をバラバラにしておくと、プランの統一性がなくなり、プランの内容や金額の比較が難しくなります。

特に値引き交渉をしたい場合は、比較条件がバラバラだと、交渉のポイントを示しにくくなるでしょう。なお、値段は重要な要素ですが、値段を下げることばかりに執着すると、営業マンの方から見切りをつけられることもあります。仕様変更などでコストダウンできないかを考える方がよいでしょう。

要望の優先順位を決めておく

注文住宅ではこだわりがある人も多く、叶えたい希望が多いために予算オーバーになることは珍しくありません。そのため、優先順位を決め、妥協ラインを決めておくことが大切です。

優先順位を決めておくことで、予算オーバーした場合に、どの部分をコストダウンすればよいか判断しやすくなります。

見積書の内容に疑問点を残さない

見積書の見積内容に疑問を残さないようにしましょう。特に「どこまでが見積りの範囲内なのか」把握することが大切です。

見積りの項目は施工業者ごとにまちまちで、詳細に説明されている場合もあれば、大まかな項目しかわからないこともあります。

特に注意したいのが付帯工事費です。付帯工事とは、建物本体以外の工事のことで、地盤調査や解体工事、外構工事などのことを指します。

見積り内容を把握していなければ、「見積してくれていると思っていたのに、見積項目に入っていなかった」ということにもなりかねず、費用が別に発生することになるかもしれません。そのため、見積書の内容には疑問を残さないようにしておきましょう。

まとめ

この記事では注文住宅の見積りの取り方と注意点について解説しました。注文住宅で見積りを取るときには、あらかじめ要望や予算を整理するなど、事前準備をしておくことが大切です。

見積りのポイントをおさえることで、相見積りで条件を比較しやすくなります。

この記事を参考に、スムーズに見積りを取り、後悔しない家づくりをしてください。