土地選びを失敗…見落としがちなポイントを解説

土地選びは失敗すると後々の生活にまで影響します。

土地選びで失敗しないためには、見落としがちなポイントを知っておき、事前に調べておくことで、失敗する確率を減らすことが可能です。
今回は土地選びで失敗しやすいポイントや、失敗しないための具体的な対策を解説します。

土地選びで失敗しやすいポイントは?

土地選びは頻繁にすることではないですが、失敗すると取り返しがつきません。ここでは土地選びで失敗しやすいポイントについて解説します。

予算オーバー

土地選びで予算オーバーして、失敗する人は多いです。土地の売出価格は諸費用が含まれていないため、土地以外にも経費がかかることも知っておく必要があります。具体的には以下の費用です。

・不動産所得税
・司法書士の費用
・登録免許税
・仲介手数料
・印紙代

これらの費用は土地代金にもよりますが、100万円近くかかることもあります。さらに住宅を建てるときにも、住宅の建設工事以外に諸経費がかかります。

そのため、予算ギリギリで考えていると、諸経費で予算オーバーしてしまう可能性は十分にあります。実際にかかる金額は土地や建物の金額から1割から2割ほど増えると考えておきましょう。

周辺環境

周辺環境を十分に確認していないために、失敗する事例もあります。不動産広告では駅までの所要時間が表示されていますが、これは1分に80m進むと仮定し、計算したものです。車通りや踏切などで時間が変わる場合もあるため、通勤時間など生活時間に最寄り駅まで実際に歩いてみると良いでしょう。
可能であれば、街灯や人通りは多いかなど、夜の雰囲気も確認しておくことをおすすめします。

将来の変化

家を購入するとき、将来の変化も考えておきたいポイントです。たとえば、住みたい街ランキングで上位に入るような場所であっても、将来まで良い環境が維持できているとは限りません。

交通手段の状況が変わり通勤時間が長くなってしまい、その結果、土地の売却価格が下がるということもあります。

また、子どもの独り立ちや二世帯住宅で親世帯がいなくなった後のことを検討しておくことも大切です。将来のことは予測しづらいですが、目先の条件だけで判断しないようにしましょう。

希望通りの家が建てられない

土地の条件によっては、建築基準法の問題で希望通りの家が建てられない場合があります。四角形になっているような土地であれば、大きな問題になることは少ないです。しかし、変形した土地や区画整備されていない土地を購入すると、思わぬ問題になる可能性もあります。

土地を購入するときには、土地の形や立地条件に加え、土地に建築上の制限がないかどうかも確認しておく必要があります。

土地を他の人に先に購入されてしまう

希望に近い条件の土地があっても、他の人に先に購入されることがあります。特に希望条件を多く満たしている土地は、他の人の希望にもマッチしている可能性が高いです。

一度希望に近い土地の購入を逃すと、次に良い条件の土地が思うように見つけられない可能性も少なからずあります。

そのため、条件が良い土地があれば、すぐに足を運び即断できるような体制を整えておきましょう。

土地選びで失敗しないための対策

土地選びで失敗しないための対策

土地選びは考えるべきことも多いですが、自分の条件に合う土地を見つけるためには、しっかりとした準備が欠かせません。ここでは土地選びで失敗しないための対策について解説します。

優先順位をはっきりさせる

土地選びでは優先順位を明確にしておくことが大切です。優先順位を明確にしておくことで、条件に近い土地が見つかったときに素早く判断できます。
土地の要望を挙げればいくらでも出てきます。しかし、全ての条件を満たす土地が見つかることはそうあるものではありません。
土地の要望の中でも優先順位が高い条件を3つから5つまでに絞り込んでおきましょう。
また、このような条件は避けたいというマイナスの条件もあれば、まとめておくとより安心です。

下見を複数回行う

土地購入は実際に足を運んで確認することをおすすめします。上記でも紹介したように、実際に足を運んでみなければわからない情報もたくさんあります。具体的には以下のものがあるでしょう。

・近隣施設への実際のアクセスはどうか
・においや騒音などの環境はどうか
・治安はどうか
・近隣住民はどのような人か
・道路の道幅は適切か
・車通りはどの程度か
・歩道はあり、安全か
・子どもがどのくらいいるか
・土地の形には問題がないか

できるだけリアルな情報を詳細に集めておくことで、より失敗しない土地選びができるでしょう。

まとめ

この記事では土地購入で見落としやすいポイントや、失敗しないための対策について解説しました。土地選びはそう何度もすることではありませんが、事前の下調べをしっかりしておくと、より失敗しにくくなります。

この記事を参考に失敗しない土地選びをしてください。

 

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