Column家づくりコラム
注文住宅でよく聞く「つなぎ融資」って?その利用法と注意点を解説
注文住宅を建てたいという人にとってよく問題となるのがつなぎ融資です。
このつなぎ融資は契約から引き渡しまで時間がかかる注文住宅特有の問題であり、金利が非常に高くなるため、少しでも安く抑えたい場合には、工夫が必要になります。
この記事ではつなぎ融資とは何か、メリットとデメリット、使うべきときや金利を少しでも安く抑えるための方法について解説します。
この記事を読めば、つなぎ融資の金利を少しでも抑えるために自分が何をするべきかわかりますよ。
つなぎ融資とは
つなぎ融資とは住宅ローンの融資開始前に発生する様々な費用をカバーするための融資のことです。
住宅ローンの融資は建物の引き渡しのタイミングで受け取るケースがほとんどです。
しかし注文住宅を建てる場合、建築にかかる費用を分割で支払う必要があるため、住宅ローン融資前にまとまった金額を用意する必要があります。
注文住宅の場合、住宅ローンの融資前に以下の費用を支払う必要があります。
・注文住宅契約時の手付金
・注文住宅の中間金
・その他実費でかかる諸経費
これらの費用は注文住宅全体の5〜8割近くを占める資金になっています。
例えば、3,000万円の注文住宅を契約したならば、1,500〜2,400万円までの金額を住宅ローン融資前に用意しなければいけません。
自己資金でまかなえるのが最もよいですが、それが難しい場合も多いですよね。
このような場合につなぎ融資が活用できます。
つなぎ融資を使うべきなのはどんなとき?
つなぎ融資を利用するべきなのはどんなときでしょうか。
ここではつなぎ融資が必要になるケースについて解説します。
自己資金だけでは分割費用をまかなうのが難しい場合
注文住宅の場合、住宅ローンの融資前に中間金や契約金の支払いが発生します。
そのため、自己資金だけで注文住宅の中間金や契約金をまかなうのが難しいのであれば、つなぎ融資を使うべきときだと言えるでしょう。
つなぎ融資のメリット
つなぎ融資を利用するメリットは、住宅ローン融資前に必要なまとまった金額が無くても、注文住宅の契約が可能になることです。
先ほど説明したように住宅ローンの融資前にかかる費用を、自己資金で用意するのは簡単ではありません。
つなぎ融資のデメリット
つなぎ融資を利用するデメリットは、金利が高くなってしまうことです。
通常の住宅ローンと比べて高く、金利が3%になる場合もあります。
事務手数料や保証料などで数万〜10万円ほどかかる場合も珍しくありません。
とはいえ、注文住宅の代金の5〜8割をまかなうのはそう簡単ではないため、つなぎ融資を利用するケースは多いです。つなぎ融資は少しでも金利や手数料を抑えられるように工夫することが大切です。
つなぎ融資の負担を軽くする方法
つなぎ融資は金利が高いため、使わずに済むならそれがベストですが、なかなか難しいもの。
少しでも軽くするためには以下の方法がおすすめです。
低金利のつなぎ融資を選択する
手数料を抑えるには低金利のつなぎ融資を選ぶのがおすすめです。
つなぎ融資は住宅が完成するまでの半年から1年間払い続ける融資で購入するものの金額も高いため、1%の違いが非常に大きくなります。
また諸経費なども確認し、金利が安く経費がかからないつなぎ融資を選びましょう。
不動産を抵当に入れる
持ち家など担保にできる不動産がある場合には、それを担保にすることで、引き渡しまでに融資を受けられる場合があります。
できるのであれば、最もおすすめですが、不動産が抵当に入れられないケースも多いため、その場合には違う方法で対策しましょう。
融資開始のタイミングをできるだけ遅くする
不動産を抵当に入れるのが難しい場合には、融資タイミングを少しでも遅れさせることが大切です。
支払いのタイミングは契約時や着工時など2~4回に分かれています。
できるなら、契約時の金額だけでも自分で立て替えると、最終的な金利を大きく抑えられるでしょう。
それが難しい場合でも貯金でできるだけまかない、つなぎ融資で借りる金額はできるだけ安くするなど対策をすると、手数料を抑えられますよ。
まとめ
この記事ではつなぎ融資とはどのようなものか、どんな場合に使うべきなのかをお伝えしました。
つなぎ融資は契約から引き渡しまで時間がかかる注文住宅特有の融資です。
この融資は諸経費や金利が高いですが、注文住宅での支払いを考えるときに避けて通れません。
この記事を参考に、できる限り金利を抑えられるように対策しておきましょう。
注文住宅でよく聞く「つなぎ融資」って?その利用法と注意点を解説
注文住宅を建てたいという人にとってよく問題となるのがつなぎ融資です。
このつなぎ融資は契約から引き渡しまで時間がかかる注文住宅特有の問題であり、金利が非常に高くなるため、少しでも安く抑えたい場合には、工夫が必要になります。
この記事ではつなぎ融資とは何か、メリットとデメリット、使うべきときや金利を少しでも安く抑えるための方法について解説します。
この記事を読めば、つなぎ融資の金利を少しでも抑えるために自分が何をするべきかわかりますよ。