Column家づくりコラム
注文住宅を建てたい!住宅ローンの審査と流れ・注意点を解説
「注文住宅をローンを利用して建てたい」
「でもローン審査までの流れや準備するものがわからない」
そんな方も多いのではないでしょうか。
住宅ローンの審査は経験したことがない人がほとんどで、難しいと感じる人も多いです。
しかし、その手順や注意点はそれほど難しくなく、ポイントを押さえておけば、スムーズに申請を行えます。
この記事では注文住宅のローン審査の流れと注意点について解説します。
この記事を読めば、ローン審査の手順がわかり、スムーズに手続きを行えますよ。
注文住宅のローン審査の流れ
注文住宅でローン審査を完了するまでの流れを見ておくことで、実際に自分がローンを組むまでの手順をスムーズに進められます。
土地の購入申込み
最初にするべきなのが、土地の購入申込みです。
土地の購入申込みとは、「この土地を購入したい!」という意思表示をすることで、契約の前段階のことです。
土地の契約をしてしまうと、ローン審査が受けられなくなったり、住宅ローンの金利が高くなったりするため、ローンを検討しているのであれば、契約をしてはいけません。
この購入申込みの後で、そのほかの条件や価格の交渉などを行います。
プランと予算の決定
土地が決まれば、次に注文住宅のプランと予算の決定を行います。
この時に土地と建物の代金、諸経費などが予算の範囲内に収まるように考えましょう。
注文住宅の予算の決め方のコツはこちら
⇒注文住宅の予算ってどうやって決めるの?予算決めのポイントを解説
仮審査
プランが確定し、必要な予算がわかったら、ローンの仮審査を行います。
ローンの仮審査とは、銀行が本審査の前に、審査に通る可能性がどのくらいあるか確認することが目的です。
この仮審査に通っておけば、「審査に通らなかったから建築できなくなってしまった」という事態を回避しやすくなります。
ただし、この仮審査に通れば、落ちる可能性は少ないですが、仮審査に通ったのに、本審査に落ちてしまった、という可能性は0ではないため、注意してください。
土地の契約 と工事請負契約
仮審査に通ったら、土地の契約と工事請負契約を行います。
不動産会社との土地の契約と注文住宅を建てる業者との工事請負契約をすることで、実際にどのくらいの金額が必要になるか、明確になります。
この契約が完了しない限り、ローンの本審査が受けられません。
本審査
土地の契約と工事請負契約が終われば、ローン会社による本審査を行います。
本審査を行う場合には、住民票など必要な書類を揃えないと審査ができないため、あらかじめ準備をしておきましょう。
ローン契約
本審査に通ったら、いよいよローン契約を行います。
金融機関によっては、ローンのお金が手に入るより前に注文住宅を建てる事業者へ支払いを行わなければならない場合もあります。
この場合には、つなぎ融資といい、ローンのお金が入ってくる前までの間に支払わなければならないお金の融資が必要になる場合があります。
ローン審査の必要書類
ローンの本審査を受けるためには、あらかじめ準備しておくべき書類があります。
これらの書類はサラリーマンなのか、自営業なのかなどで必要なものが変わるため、注意してください。
まず、本人の収入を公的に証明できる書類が必要です。
・源泉徴収票
・住民税決定通知書
・課税証明書
次に、土地や住宅についての書類が必要です。
・売買契約書
・重要事項説明書
・登記事項証明書(登記簿謄本)
・住宅地図
・工事請負契約書
・建築確認済証
・土地公図
・図面(配置図・平面図・立面図)
また本人確認書類も必要です。
・住民票
・印鑑(実印)
・本人確認書類(運転免許証・健康保険証など)
ローン審査を受けるための注意点
ローン審査を受けるためには、注意するべき点もあります。
ここではローン審査を受けるための注意点について解説します。
融資が始まるタイミングは金融機関によって異なる
注文住宅を建築する場合、引き渡しより前に分割でお金を支払う必要がありますが、金融機関によっては、建物が完成しないと、融資が実行されないケースがあります。
仮に引き渡しまで融資が実行されない場合には、融資を受けるまでの間の支払いをつなぎ融資で行わなければいけないケースもあります。
ローンの融資がいつ実行されるのか、ローン会社にあらかじめ確認しておきましょう。
まとめ
この記事では、注文住宅で住宅ローンを利用するまでの審査の流れや注意点について解説しました。
住宅ローンを利用する機会は人生でそれほどあるものではなく、難しいと感じる人も多いかもしれません。
しかし、その手順や注意点はそれほどたくさんあるものではなく、ポイントを押さえておけば、スムーズに手続きを行うことができます。
この記事を参考に、住宅ローンの手続きをスムーズに行ってください。