先日、東京へ2つの展覧会を見に行ってきました。

まず、東京国立近代美術館で開催されていた「日本の家展」。
戦後以降の時代を象徴する有名な建物の模型や図面、写真、インタビュー等が一度に400点以上見れる展覧会でした。
その時代時代の世の中の動きや流れに沿って住宅がどのように変わってきたのか、
またその流れを変えるような住宅が試みられたりと…最初から最後まで非常に興味深い内容でした。
なんとハウスメーカーの一番最初のパンフレットも展示されていましたよ。

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この模型の建物は建築を学び始めた学生の頃、一番最初に教わった菊竹清訓氏の「スカイハウス」。
まだ右も左も分からず、衝撃を受けたのを思い出します。

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もうひとつが国立新美術館で開催されている「安藤忠雄展」。
安藤忠雄といえば、多くの方が知っている日本を代表する建築家です。
実際に建築された建物から計画中のもの、計画で終わってしまったものまで
模型、図面、スケッチ、映像、実物大の展示まで見れる展覧会です。
特に興味をひいたのは施主様へのユーモアあふれる手作りのパネル。(写真が撮れなくてお見せできないのが残念です…)
発想も含め、こういうところが人に愛され、信頼されながら建築を依頼されてきたんだなと。
他にも建物の大きさに関わらず、建物のコンセプト、ゆるがないテーマ等勉強になるとこがたくさん!
「建物を産んだら、育てる」「1本の樹も建築だ」とおっしゃてたのが印象的でした。

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今回どちらの展覧会も非常に刺激を受け、久々に非常に満足のいく内容ですごく面白かったです。
まだ、安藤忠雄展は12/18まで開催されてますので、是非興味のある人は行かれることおすすめします。

(E.M)